パラサイト 半地下の家族

映画『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイト

 

去年、なんで劇場で観なかったんだろうと後悔しました。
とんでもない作品が誕生してしまった。

 

ポン・ジュノ監督の頭の中、一体どうなっているんだか…

しっかりと爪痕と後味の悪さを残すホラーって最近全くと言っていいほどないので、めちゃくちゃ満足感ありました。

 

 

 

 実はこの作品、視聴前に原題(기생충)を観てしまってなんとなく内容は想像できてました。
でもまさかあんな展開を進むとは…本当に衝撃がすごかった……

(ちなみに기생충とは寄生虫という意味です。)

 

 

 

あらすじ

キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。 (映画.comより)

 

 

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一見するとサスペンスホラーなんですけど、紐解いていくと格差や差別といった深刻な社会問題を内包しているように思います。

 

その鍵を握る一つのポイントが“におい”なのかと。

 

 

 

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思うに、においとは誰しもが二分する存在、区別するもの。

いいにおい、好きなにおい
反対に、嫌なにおい、嫌いなにおい

 

この良し悪しは本能が左右するものだと聞いたことがあります。
本能に争うことは基本的にできません。


キム一家とパク一家の間を隔てているのは、におい。

どうしようとも抗えない、この二つの家族の根本的な違いを表現しているのではないでしょうか。

 

パク氏が妻であるヨンギョとソファに寝そべっているときの会話や、ギテク(ギウの父)が運転する車内でヨンギョが窓を開けるシーン。

どう見てもいいにおいとは思っていないようです。

 

そう考えればラストのギテクの行動にも合点がいきます。

最後、彼の目はパク氏を捉えていましたが、もしかするとパク氏だけでなく恵まれた人々やその世界を捉えていたのかもしれません。

 

 

 

画像

 

この作品は、観た人によって感想も結構変わってくるんじゃないでしょうか。

 

映画なんて観た人それぞれ感想は変わってくるんですけど、
この作品はそれが顕著に出そうだなと。

 

大体はキム一家側か、パク一家側かで分かれるんじゃないかなあ。

例えば、どちらが悲劇的だったかで意見が割れそう。

(もちろんどちらが良いとか悪いとかではないですが)

 

 

 

 

なんだかサスペンスと言うジャンルで一括りにできないですね…
意味深というか、振れ幅がすごいというか…

 

 

 

 

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あとびっくりしたのが、これCGなんですって!!!!

知りませんでした。そして気がつきませんでした。

 

どこがCGなのか見分けがつかないし、映像でも全然違和感がなかったです。

 

 

 

 

作品情報

 

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パラサイト

公開年:2020

制作国:韓国

ジャンル:サスペンス

キャスト:ソン・ガンホ、チェ・ウシク、パク・ソダム 他

スタッフ:監督 ポン・ジュノ、脚本 ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン